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『産後パパ育休制度』について
2026.08.12
暮らしと防災
皆さんは、『産後パパ育休制度』をご存じでしょうか。
私は今年度、この制度を利用し、育児のために一定期間仕事を離れる機会をいただきました。取得前は制度について何となく知っている程度でしたが、実際に利用してみて、育児や家族との向き合い方について多くの学びを得ることができました。

『産後パパ育休制度』とは、2022年10月に創設された制度で、子どもの出生後8週間以内に取得できる男性向けの育児休業制度です。
少子化対策や共働き世帯の増加を背景に、父親が出産直後から育児へ参加しやすい環境を整えることを目的として導入されました。
制度についての説明はここまでにして、今回は実際に取得した立場として感じたことを、あくまで私個人の感想としてお伝えしたいと思います。
子どもが生まれる前は、『育児は大変』という話を耳にすることはあっても、どこか実感を持てずにいました。
しかし、実際に育児が始まると、その印象は大きく変わりました。
数時間おきの授乳やおむつ替え、寝かしつけなど、一日は想像以上に慌ただしく過ぎていきます。
特に出産直後の母親は、身体の回復と育児を同時に行わなければならず、その負担の大きさを間近で感じました。
育休中は、家事や育児を夫婦で分担しながら過ごしました。
これまで仕事中心だった生活から一転し、子どもの生活リズムに合わせて一日を過ごす経験は新鮮でした。
子どもの小さな成長や変化を毎日見ることができたことは、何ものにも代えがたい時間だったと感じています。
また、今回の経験で特に印象的だったのは、家族とのコミュニケーションです。
育児に関する悩みや考えを夫婦で共有し、一緒に試行錯誤することで、これまで以上に家族としての一体感が生まれたように感じます。
そして、今回の育休取得を通じて、改めてこの仕事のありがたさも感じました。
営業という仕事柄、お客様とのお付き合いの中でご迷惑をおかけしないかという不安もありました。
そのため、育休取得前には担当しているお客様へご報告とご挨拶をさせていただきました。
すると多くのお客様から、
『気にせずしっかり育児に向き合ってきなよ。』
『連絡が遅くなっても大丈夫だよ。』
『今しかない時間だから、家族を優先してね。』
といった温かいお言葉をいただきました。
普段は私たちがお客様を支える立場だと思って仕事をしていますが、この時ばかりは私自身がお客様に支えていただいたような気持ちになりました。
その言葉の一つひとつが本当にありがたく、大きな励みになったことを今でも覚えています。
また、職場においても、上司や同僚の皆さまに業務をフォローしていただいたことで、安心して育児に向き合うことができました。
改めて、多くの方々の支えがあって仕事ができていることを実感しました。
今回の経験を通じて感じたのは、『育休は仕事を休むための制度ではなく、家族と向き合うための制度』であるということです。
育児は思い通りにならないことも多く、決して楽なものではありません。
しかし、その分だけ得られる喜びや学びも大きく、自分自身の価値観や考え方を見つめ直す貴重な時間になりました。
また、家庭での経験は仕事と切り離されたものではなく、相手の立場を考える力や限られた時間の中で優先順位をつける意識など、仕事にも通じる学びが数多くありました。
もし今後育休取得を考えている方がいらっしゃれば、ぜひ前向きに検討してみてください。
制度を利用すること以上に、家族と向き合う時間の価値を実感できる貴重な経験になると思います。
最後になりますが、育休取得にあたりご理解とご協力をいただいた職場の皆さま、お客様、そして家族に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
私自身も今回の経験を活かしながら、父親としても一社会人としても成長していきたいと思います。

執筆者プロフィール
光部 皓稀(ミツベ コウキ)
最近、息子がすっかり『夜勤』を気に入ってしまいました。
なんとか彼を『昼勤』へと転換させる有効な方法がございましたら、ぜひご教示いただけますと幸いです。
