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睡眠のちょっとおもしろい話
2025.05.14
人生100年時代
最近は睡眠の質や悩みなどがよく話題になっていますよね。
厚生労働省も『健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~』で情報発信するほど睡眠が健康にとって重要であることがわかります。
今回は、睡眠のおもしろい?話をご紹介します。
日本人の平均睡眠時間は?
経済協力開発機構(OECD)の2021年版の調査では日本人の平均睡眠時間は7時間22分で、33カ国の中で最も短いという結果でした。
最も長い南アフリカは9時間13分、平均でも8時間28分で、日本人の睡眠時間が世界と比較しても非常に短いことがよくわかります。
また、『令和5年国民健康・栄養調査報告』の回答では6時間以上7時間未満が34.5%と最も多く、次いで5時間以上6時間未満が31.7%となっていました。
厚生労働省は、『健康づくりのための睡眠ガイド2023』において、成人の適正な睡眠時間は個人差があるものの6時間以上を目安としており、20歳以上の約4割で睡眠時間が不足していることがわかります。
眠れないときはどうしたらいいの?
一方で眠りたいのになかなか眠りにつけないという方もいらっしゃると思います。
眠るための環境づくりや生活習慣については、前回の人生100年時代のコラムで取り上げていますのでぜひ参考にしてみてください。
その上で、『眠れなくても焦らない』ことが必要だそうです。
寝室で『眠れない』という経験が、かえって眠れない要因となります。
眠れないと焦らず、『眠れなくても大丈夫』と開き直ってみましょう。
どうしても眠くならない時は、起き上がって寝室から一旦離れてリラックスして過ごし、眠くなったら寝室に戻るのがおすすめです。
ただし、慢性的に眠れないときは専門医のアドバイスを受けることを検討してください。
朝すっきり目覚めるには?
起きるのがつらい時には、『睡眠の質を意識すること』と『朝起きてからの行動』の2つの対処法があります。
ここでは朝起きた時の対処法について触れたいと思います。
●カーテンを開けて、朝日を浴びる
まずカーテンを開けて、朝日を浴びるようにしましょう。
朝になったことを脳に認識させることで自然と覚醒に向かいます。
起き上がってカーテンを開けるのがつらい時には、カーテンを薄く開けておくのがいいでしょう。
外が明るくなるにつれて、隙間から光が入ってくることで自然に目が覚めることができます。
●朝ごはんを食べる
少量でもいいので朝ごはんを食べるようにすると体が活発に動き出します。
窓際で朝日を浴びながら朝食と取るとより効果的です。
時間がない方は、野菜ジュースやヨーグルトなど簡単なものでもかまいません。
●布団の中で体を動かす
カーテンを開ける、朝食を食べる以前に、なかなか布団から出られない時は、布団の中で手や足を動かしましょう。
手をぎゅっと握ってから開くことを繰り返したり、足をパタパタ動かしたり、ゴロゴロ転がったりするだけでOK。
体を動かすことで体温が上がり、目が覚めてきます。
●休みの日も同じ時間に起きる
『休みの日くらいはゆっくり眠りたい…』と思う方も多いと思います。
でも、睡眠はリズムが大事。
平日と同じ時間に起きて、リズムを崩さないことが重要です。
その他にも『目覚ましを柔らかい音に変える』『起床時間に合わせてラジオや音楽をかける』などによっても快適に目を覚ますことが可能です。
いかがでしたでしょうか?
皆さま睡眠にすこしでも興味をもっていただけましたか?
少しだけ意識することで、睡眠が快適なものになりそうですね。
人生の3分の1を占めている睡眠で、心も体もすっきり健康を心がけましょう!
執筆者プロフィール
尾碕
最近『ポケモンスリープ』を始めたが、眠る時に起動を忘れて計測できていない…