NEWS&
COLUMN
ニュース・コラム
お役立ち情報
国の社会保障制度について
2022.03.23
FPに聞いてみた
みなさま、はじめまして。
ジェイアイシーセントラルの中野です。
みなさま、国の社会保障制度をご存じですか?
社会保障は、年金、医療、介護、雇用、労災、子ども・子育てなどの分野に分けられています。
今回は「年金」「医療」「介護」の保障を、みなさまと一緒に確認していきたいと思います。
① 公的年金制度とは?
日本では「国民皆年金制度」のため、日本国民全員が何かしらの年金制度に加入することになります。原則として年金給付は65歳から開始されます。
公的年金制度には、国民年金保険と厚生年金保険の2種類があります。
職種に応じて被保険者の加入できる年金の種類が変わります。
★種別★
第1号被保険者 国民年金のみ 自営業者・フリーランスなど
第2号被保険者 国民年金+厚生年金 会社員・公務員など
第3号被保険者 国民年金のみ 会社員・公務員に扶養されている人
自分がどこの種別の年金に加入されているか、わかりましたか?
年に1度、年金定期便も届くので、何歳の時にいくらの年金額かも確認されるといいですね。私も毎年確認しています。
でも・・・
公的年金だけでは将来の生活に不安な額でしたので、貯蓄や資産運用など自助努力も必要と感じました。共済年金に加入されていた方は平成27年10月から厚生年金に統一されました。
② 公的医療保険制度とは?
「国民皆保険制度」が採用されており、全国民が必ず公的な医療保険に加入することになっています。
公的医療保険制度には国民健康保険と健康保険の2種類があり、どちらに加入していても原則3割の自己負担で医療機関が受診できます。
★国民健康保険★
個人事業主、フリーランスなどの自営業者
保険料支払い 全額自己負担
高額医療費制度 あり
★健康保険★
会社員や公務員とその家族
勤務先との折半・自己負担分は給与から差し引かれる
高額医療費制度 あり
なお、75歳以上の高齢者は国民健康保険や健康保険から新たに『後期高齢者医療制度』に加入することとなります。自己負担額が1割(一定水準以上の所得がある人は3割)で、年額18万円以上の年金受給者は年金から天引きという形で保険料を納めます。
日本はこの国民皆保険制度のおかげで病院にかかることができ、とても安心です。
高額な治療費になっても高額医療費制度もあるため、安心して治療に専念できますね。
私の母も入院したときビックリするほどの高額な請求書でしたが、この高額医療費制度のおかげで治療費を軽減できました。この高額医療費は、年収により自己負担額は変わっていきます。
③ 公的介護保険制度とは?
2000年に制定されたばかりの比較的新しい制度です。
『社会全体で高齢者を支える』という理念のもとで創設されました。
日本国民は40歳になると全員が加入することになる制度です。
私もお給料から介護保険料がきちっとひかれております。
第1号被保険者
65歳以上の全ての国民 要支援・要介護状態になった場合に保障されます。
第2号被保険者
40~65歳未満の公的医療保険の加入者 特定疾病と認定された人のみに保障されます。
支払う保険料は非常に複雑な計算方法で金額も個々によって異なるため、詳しく知りたいかたはお住まいの市区町村の窓口でご確認することをおすすめします。
私も一度聞いてみようかと思いました。
私自身、当たり前のように病院に通い、高額な治療費も高額医療費制度を利用させてもらい、65歳になったら年金を受給できる、こういう保障のおかげということを改めて実感しました。
以上、最後までご一読いただきありがとうございました。
執筆者プロフィール
生命保険推進課 中野
趣味は旅行。
最近マヌルネコの動画にはまり中。
神戸の動物園にマヌルネコを観にいく計画をしています。