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夜間中学とは?

2025.04.23

福祉・学校全般

夜間中学をご存知でしょうか?
名古屋市では今月2025年4月に、市立笹島小学校・中学校内に『市立なごやか中学校(夜間中学)』が開設されます。
名古屋市ではこれが初となる市立夜間中学の設立ですが、いったいどのような学校なのでしょうか。

夜間中学に入学できる人は?

義務教育の年齢(満15歳)を過ぎた方で、次のどれかにあてはまる方が入学できます。
・様々な理由で、義務教育を修了できなかった方
・本国で義務教育を修了していない外国籍の方
・不登校などの事情により、義務教育が十分に受けられなかった方

『なごやか中学校』はどんなところ?

・週5日間、授業があります。
・中学校のすべての教科を勉強します。(国語、社会、数学、理科、英語、音楽、美術、保健体育、技術・家庭など)
・教員免許を持っている先生が教えます。
・すべての課程を修了すると、中学校卒業となります。
・授業料は無料です。
・教科書は無償で配布されます。
・働いていても入学できます。
・学力などの状況によって、2年生、3年生から始めることもできます。
・給食の提供を検討しています。

引用HP:名古屋市ホームページ『なごやか中学校パンフレット』
https://www.city.nagoya.jp/kyoiku/cmsfiles/contents/0000163/163859/pamph.pdf

なお、授業は夕方から始まり、1つの授業が40分、1日に4つの授業が行われるということです。

夜間中学の歴史と設立の背景

夜間中学は、戦後の混乱期の中で生活困窮などの理由から昼間に就労又は家事手伝い等を余儀なくされた学齢生徒が多くいたことから、それらの生徒に義務教育の機会を提供することを目的として昭和20年代初頭に中学校に付設された学級です。
名古屋市における夜間中学は、昭和27年4月に天神山中学校と東港中学校に開設されましたが、入学者数の減少に伴い、昭和42年3月には東港中学校、昭和44年3月には天神山中学校の夜間中学がそれぞれ閉鎖されました。
その後、昭和48年10月に愛知県教育・スポーツ振興財団が運営する『中学夜間学級』が開校され、現在も運営が続いています。
近年では、不登校など様々な事情により十分な教育が受けられないまま中学校を卒業した方や本国で義務教育を受けていない外国籍の方などに対し、夜間中学は義務教育を受ける機会を実質的に保障する新たな役割が期待されるようになっています。
そのような中、平成28年12月に『義務教育段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律』が成立し、全ての地方公共団体に夜間中学における就学機会の提供等の措置を講ずることが義務付けられました。
その後、全国各地で夜間中学設置に向けた検討が始まり、令和5年4月現在17都道府県に44校が設置されています。

引用HP:名古屋市ホームページ『名古屋市夜間中学設置基本計画(本編)』
https://www.city.nagoya.jp/kyoiku/page/0000172989.html

子どもの時はそもそも『勉強なんてしたくない』と思っていても、今となって学校で学んでいた時間がいかに貴重なものであったかを感じる方も多いのではないでしょうか?
例えば私自身は大河ドラマが話題になると、学生時代もっと真面目に日本史を勉強しておけば楽しめたのかもしれないと後悔することがあります。
今更?と思っていたのですが、大人になってからでも学びたいと思う気持ちがあれば年齢は関係ないですね。
様々な事情で義務教育を十分に受けられなかった方々への学びの機会が今後より一層充実することを願います。

また、ジェイアイシーセントラルでは夜間中学に通う方への保険は残念ながらご用意してはいないのですが、学生生活を支える保険を広く取り扱っております。
お気軽にご相談ください。

執筆者プロフィール

クロダ
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