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日本人はなぜ『運用』をしないのか
2025.01.23
FPに聞いてみた
みなさま、こんにちは。
ジェイアイシーセントラル福祉営業部の甲斐です。
突然ですが、みなさんは『運用』と聞くとどんなイメージがありますか?
近年NISA制度の普及や老後2000万円問題といったような言葉の影響もあり、資産運用をしている方は多くいらっしゃるかと思います。
ただ、欧米諸国と比較すると、日本の家計における現金・預金の保有比率は依然高止まりしています。
今回は、この原因についてお話していきます。
令和6年7月5日に金融庁が発表した『リスク性金融商品販売に係る顧客意識調査結果』によると、資産運用を行わない理由のトップ3は…
〇資産運用に関する知識が無いから
〇余裕資金が無いから
〇損をすることに不安を感じるから
とあります。
資産運用に関する知識が無いから
金融リテラシーは若年層ほど低いですが、これは学校や企業等で金融教育を受けたことがあるかに比例していると考えられます。
最近では情報サイトやSNSから簡単に情報を得られます。
怪しげなサイトやSNSの投稿などが増えているので注意が必要ですが、金融庁のサイトにも資産形成やNISAに関するページがあるので、参考にしてみてもいいかもしれません。
<参考>金融庁 NISA特設ウェブサイト:https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/
余裕資金が無いから
運用は余裕資金で行うことが基本ですが、そもそも運用に充てる資金が無い方が多いそうです。
これを解決するには、シンプルですが『支出を減らす』『収入を上げる』といった取り組みがあります。
例えば、固定費(通信費や光熱費、保険料など)を見直す、資格取得や転職などを通じて収入アップを目指すといった方法があります。※私もこれが理由の一つで転職した身です。
支出を最適化したうえで収入が上がれば、自然と運用を行う余力が生まれるでしょう。
損をすることに不安を感じるから
元本割れや運用というイメージに対する不安を抱いている方も多くいらっしゃいます。
では、日本人の多くがしている『預金』にはリスクが無いのでしょうか。
預金のみをしていくということは、見方を変えれば『物の値段が上がった時に、今まで買えていたものが買えなくなる』というリスクがあります。
運用商品にはたくさんの種類がありますので、上手に自分の資産に組み入れることはギャンブルではなく、リスクを分散して将来に備えているとも考えられます。
<参考>金融庁HP:https://www.fsa.go.jp/news/r6/kokyakuhoni/fdreport/04.pdf
少子高齢化やインフレが進行する昨今、自助努力による資産形成は非常に大切です。
まずはできることから少しずつ、取り組んでみてはいかがでしょうか。
執筆者プロフィール
福祉営業部 甲斐 遥
バスケットボーラー兼K-POPオタクです。
1月から3月にかけてのリーグ戦がラストスパートです。
文武両道ではないですが、仕事と両立しながらバスケットも頑張ります。