NEWS&
COLUMN
ニュース・コラム
お役立ち情報
地震への備え
2024.11.27
FPに聞いてみた
今週火曜日の11月26日午後10時47分頃、いまだ復興半ばの石川県能登地方で震度5弱の地震がありました。
まずは被災地のみなさまの安全と、一日も早い復興をお祈りしております。
今年の8月に、初めて『南海トラフ地震臨時情報』が気象庁から発表されました。
宮崎県沖を震源とする震度6弱の地震が発生したことがきっかけでした。
この臨時情報は『地震への備えを確認しながら、避難できる準備をしてください。』との政府の呼びかけですが、この情報の趣旨が十分伝わらずに皆さんも戸惑ったのではないでしょうか。
『南海トラフ地震臨時情報』をよく知りたい方はこちらをご覧ください。
南海トラフ地震臨時情報が発表されたら! : 防災情報のページ – 内閣府 (bousai.go.jp)
今年も各所で地震が発生している中、愛知県は揺れを感じることが少ないため鈍感になってしまいますが、自分や家族を守るために改めて巨大地震への備えをする必要を感じます。
備えておきたい防災グッズ
地震の発生に備えて、水や食料を保存している方が多いと思います。
一緒に『非常用トイレ』は準備されているでしょうか。
地震が発生すると水道管の破裂などにより断水し、飲料水だけでなくトイレが使用できなくなります。
特にマンションやアパートの2階以上の部屋では、電気が止まれば給水装置やポンプが動かないため、トイレを使用することができなくなります。
また、配水管が破損した状態で排水した場合は、階下へ(汚水の!)漏水する恐れもあります。
災害時でも我慢できないのがトイレです
避難所等にも災害用の仮設トイレがありますが、長蛇の列で衛生状態もよくないため、トイレを我慢する人が多くいるとお聞きします。
トイレに行く回数を減らすために水分や食料を控え、脱水症状や体力低下を引き起こし、最悪の場合死につながることもあるそうです。
非常用トイレの活用
停電により水が流れずトイレが使えなくなった場合、住民はそれぞれ汚物を自宅で管理する必要に迫られます。
そのために非常用トイレを準備することで、トイレに関する不安を除くことが可能となります。
非常用トイレは、用を足した後に消臭・抗菌効果のある凝固剤を振りかけることで、固まった排泄物を袋に入れゴミとして処分ができる仕組みです。
スーパーやホームセンターの防災用品売り場で購入可能です。
また、『ふるさと納税』の返礼品にもなっていますので、サイトから申し込めば簡単に手に入れることが可能です。
水、食料とともに『非常用トイレ』を準備してはいかがでしょうか。
自分の財産を守る
巨大地震が発生した際に自分の財産を守る保険が『地震保険』です。
地震により『建物』や『家財』が損害にあった場合、火災保険だけでは補償対象になりません。
火災保険と同時に地震保険をつけることで地震による損害が補償されるのです。
『家財』にも『地震保険』を
建物の地震保険と同時に『家財』にも地震保険をつけることで、万一の災害に備えることが可能となります。
建物には損害があまり生じてないにもかかわらず、建物が激しく揺れたことで食器棚・冷蔵庫・液晶テレビなどが倒れ、家財に損害が生じたりします。
最近の新築建物は耐震性に優れているため、その傾向にあるようです。
地震によって生じる家財の損害額の認定は早く、保険金を迅速にお支払いできるため、お客様に喜んでいただいたとの話を保険会社からもよく聞きます。
地震保険は保険金の使い道が決められていないため、家財の購入費用だけでなく、日常生活の費用や再建の資金として幅広く活用いただくことが出来ます。
地震保険の支払いの基準は、損害保険協会のHPを参照ください。
地震保険で支払われる保険金について|日本損害保険協会 (sonpo.or.jp)
保険料控除の対象になる
地震保険の保険料は、支払った保険料から一定額が所得税の保険料控除となります。
万一の地震による損害が補償されるのと合わせて、年末調整で地震保険料控除により所得税・住民税が軽減できますので必ず利用したい制度ですね。
詳しくは、国税庁HPをご覧下さい。
保険と税|国税庁 (nta.go.jp)
執筆者プロフィール
態勢整備担当の大谷です。
ドジャースの大谷翔平選手がMVPを獲得したとの報道に、祝杯でおいしいお酒を飲みました。
来年も期待です!