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福祉施設の活動紹介
【東海北陸】福祉施設の活動紹介 Vol.4
2024.11.06
Vol.4 特定非営利活動法人 b-らいふ 様
みなさまこんにちは。
今回は富山県氷見市の「特定非営利活動法人 b-らいふ」さんをご紹介します!
b-らいふさんは、就労継続支援A型・B型・就労移行支援・就労定着支援を運営されている福祉事業所です。2011年設立当時の利用者様は1名でしたが、現在では60名程の方が利用されています。
b-らいふさんでは、就労継続支援B型の利用者さんの働く場として、「たまねぎcafe」を営業されています。
「ひとつひとつ経験を重ね、大きな実になるように」とこの名前を付けられました。
たまねぎcafeでは美味しくて栄養満点のランチが大人気で、ご近所の方や近隣の企業の方が多く訪れます。(私もよくランチをいただいています!)
富山県の郷土料理すりみ揚げや煮込みハンバーグの人気が高く、用意しているランチが完売してしまう日があるほどとのこと。
職員さんが考えた1か月分のメニューをチラシやLINE等で発信されており、「今日は〇〇のメニューだったから来たよ」と週に2.3回訪れる常連さんもいらっしゃいます。
最近ではたまねぎcafeの味をおうちでも食べてもらいたいと、冷凍惣菜の販売を開始されました。
お客様は障がいのある方が働いているということを理解し、温かく見守ってくださっているそうです。「障がいのある方が頑張っている姿を多くの方に見てもらい、広く発信していきたい」と職員の村田様よりお話しくださいました。
能登半島地震では氷見市で震度5強の揺れが観測され、たまねぎcafeでも水が止まりしばらく営業ができなくなるなど、大きな影響を受けました。
公共交通機関の乱れや道路状況により事業所へしばらく通えなくなってしまった利用者さんや、避難所から通うことになった利用者さんもいらっしゃったそうです。
現在では通常通りの営業ができるようになりましたが、駐車場や近隣道路の陥没やひび割れがまだ残っており、地震による被害の爪痕が垣間見えます。
また、数年前に助成金を受けキッチンカーを購入され、「ぴーすドーナツ」の販売を開始されました。
当初キッチンカーで何を販売するか悩まれたそうですが、『運営のしやすさ・ロスが少ない・利用者さんが取り組みやすい』ことを考慮し、ひと口サイズのドーナツを販売することに決められたとのことです。今では氷見市内の商業施設などでの出店の他、多くのイベントや学校の文化祭へ出店されており、ぴーすドーナツの認知度が高まってきているとのことです。
「今日はここに出店するって聞いたから来たよ!」
「利用者さんに会いに来たよ」
「家に持ち帰ったら家族に全部食べられちゃったから、もう1回買いに来たよ!」
など、お客様から嬉しいお声がけをいただくこともあります。
そして、2023年からは新たな事業として「アート工房Fuwarica」を開始されました。
利用者さんの描かれたイラストをサコッシュやキーホルダー、ステッカーのグッズにし店頭やイベントで販売しています。私もステッカーを購入させていただきましたが、思わず笑みがこぼれてしまうユニークな作品です!
普段はたまねぎcafeで働いている利用者さんが週に一度アート工房Fuwaricaで活動されるなど、利用者さんが心のゆとりを持てる場になっているようです。
b-らいふさんでは、利用者さんの賃金向上と、利用者さんの自己実現のために経験を積み重ねていくことを目標に、日々尽力されています。
ぜひ、たまねぎcafeさんの栄養満点のランチや、熱々のぴーすドーナツを食べに足をお運びください!