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自転車乗車の違反者に対する『青切符』導入について
2024.10.23
福祉・学校全般
みなさん、こんにちは。
スクールマネジメントセンター平岩です。
本日は、自転車乗車中の『青切符』の導入についてお話しします。
今年の5月17日に、自転車の交通違反に反則金を納付させる青切符による取締りの導入を盛り込んだ改正道路交通法が可決・成立しました。
信号無視や携帯電話を使用しながらの運転が対象となり、2年以内に施行されることになります。
対象年齢は16歳以上で、113の違反行為が対象となります。
このうち、信号無視や一時不停止、携帯電話を使用しながらの運転など、重大な事故につながるおそれのある違反について重点的な取締りが行われることになるようです。
また、これまで罰則の対象外だった自転車での酒気帯び運転について3年以下の懲役、または50万円以下の罰金が設けられました。
青切符の導入の背景とは
青切符による反則金制度を導入する背景には、自転車が関係する事故が近年増加傾向にあることが挙げられます。
警察庁によりますと、全国の交通事故の発生件数は毎年減少している一方で、自転車交通事故は2020年から3年連続で増加、全体に占める比率は2016年から上がり続けています。
この中で、死亡や重傷事故になった7,107件のうち73.2%にあたる5,201件で自転車側に前方不注意や信号無視、一時不停止といった交通違反が確認されているようです。
また、対象となるのは113の違反行為で、このうち重大な事故につながるおそれのある違反を重点的に取り締まるとしています。
具体的な例としては、
・信号無視
・例外的に歩道を通行できる場合でも徐行などをしないこと
・一時不停止
・携帯電話を使用しながら運転すること
・右側通行などの通行区分違反
・ブレーキが利かない自転車に乗ること
・傘を差したりイヤホンを付けたりしながら運転すること
などです。
反則金は5,000円から1万2,000円程度に
取締りは、通勤通学や日没の前後1時間ほどの薄暮時に、自転車の利用が多い駅周辺や過去に事故が発生した場所などで重点的に行われることが想定されています。
警察官の警告に従わずに違反行為を続けた場合や、事故につながりかねない交通の危険を生じさせた場合に青切符を交付し、取締りを行うことになります。
反則金は今後政令で決まりますが、5,000円から1万2,000円程度になるとみられています。
青切符による反則金制度は、公布から2年以内に施行されます。
自転車のルールを守り運転することの重要性を、ご理解いただけましたでしょうか。
当社では前回のヘルメットの必要性など、最新の情報を取り入れた内容を中学生から高校生向けに『自転車安全講習会』の実施しております。
ご興味のある方がいらっしゃったら、是非私たちスクールマネジメントセンターまでお気軽にご相談ください。
執筆者プロフィール
スクールマネジメントセンター 平岩 直樹 ※法人営業部も兼務しています。
中学生の3男がクラブチームの野球で楽しく頑張っている事が毎週の楽しみです!