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日本の『キャッシュレス化』と『金融教育』

2024.05.22

FPに聞いてみた

みなさん、こんにちは!
ジェイアイシーセントラルの米田です。

先日ニュースで、『キャッシュレス決済が進むにつれ、財布にも変化が起きている。』という話題を取り上げていました。
番組の調査では、『キャッシュレス支払いの方が多い』『キャッシュレス支払いのみ』と回答したいわゆる“キャッシュレス派”に『キャッシュレス化に伴い、財布の形に変化はあったか?』という質問をしたところ、約4割が『はい』と回答したそうです。
また、現在使っている財布のタイプを聞いたところ、『ミニ財布』を使う人は45%で『長財布』の43%を上回り、カードケースなどを使い『財布を持たない』人は11%という結果だったとのことです。

今回は、日本の『キャッシュレス化』と『金融教育』について考えていきます。

日本のキャッシュレス決済比率

経済産業省は、2024年3月29日に2023年のキャッシュレス決済比率を39.3%であったと発表しました。
政府はキャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度にするという目標を立てており、堅調に上昇しているという見方をしているようです。

参考:2023年のキャッシュレス決済比率を算出しました (METI/経済産業省)

このデータを見ると日本もキャッシュレス化がかなり進んだように思いますが、日本のキャッシュレス比率は主要各国と比べるとまだまだ低いんですよね。

2020年のデータです。


このデータからわかるように、他の主要各国からみると日本のキャッシュレス決済比率がかなり低いことがわかります。
それにしても、韓国と中国のキャッシュレス比率の高さは圧倒的ですね。

日本の金融教育

この急激なキャッシュレス化により、いろいろな問題も出てきているようです。
最近よく耳にするのは、子どもへの『金融教育』に悩む親が増えているということです。

子どものうちからお金の大切さを実感させ、お金の価値や使い方を理解させることは大切ですよね。

日本では子どもへのお金の教育を避けている傾向があったように思います。
私は昭和45年生まれですが、いわゆるお金についての教育を子どもの頃に受けたという記憶はありません。
親や学校の先生も金融教育を受けたことがないわけで、子どもに対してどのように教育したらいいのかわからないという現状は当然かもしれません。
さらに、お金そのものが見えなくなるキャッシュレス化が起こっていることで、子どもたちにどう教えればいいのか、大人世代が不安になっていることがあると思います。

お金は、『その人を写す鏡』ともいわれます。
お金の使い方から、その人の『価値観』が見えてきます。

小学校は2020年度から、中学校は2021年度から、高校は2022年度から『金融教育』がスタートしていますが、本当は私たち大人がもっと積極的にお金について勉強をしなければならないのかもしれませんね。

 

執筆者プロフィール

福祉営業部 ヨネダ ケイジ

趣味は、サーフィンと断食。
日の出の時間が、どんどん早くなってきました。
海に浮かびながら美しいサンライズが見れるのも、サーフィンの醍醐味のひとつです。

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