みなさま、こんにちは。
「ラーケーション」という言葉を聞いたことはありますか？
それは、2023年9月から全国に先駆けて愛知県内の公立小中高校と特別支援学校で順次開始している新しい取り組みです。

「ラーケーションの日」とは

〇愛知県全体のワーク・ライフ・バランスの充実を目指す、「休み方改革」プロジェクトの中で生まれた「ラーケーションの日」は、「学習（ラーニング）」と「休暇（バケーション）」を組み合わせた愛知県発の新しい学び方・休み方です。

〇校外での自主学習活動であるため、子供は学校に登校しなくても欠席とはならず、「出席停止・忌引等」と同じ扱いとなります。

〇保護者等の休暇に合わせて届け出をし、年に3日まで取ることができます。

「ラーケーションの日」活動例

〇再発見！　地域の史跡を巡ろう
平日は史跡をじっくり見学したり、ガイドさんから詳しく話を聞いたりできます。地元や近隣にも意外と史跡はあるものです。

〇日常を離れて　感じたことを語り合おう
美術、映画、音楽、演劇など、人生を豊かにする芸術に触れて、感じたことを語り合ってみましょう。

〇見つけた！　公園の植物を調べよう
庭や公園で見つけた植物について親子で一緒に調べてみましょう。学びのきっかけは身近なところにもたくさんあるはずです。

ご留意いただきたいこと

〇「ラーケーションの日」は、事前に届け出る必要があります。

〇「ラーケーションの日」を取得した日の給食の扱いについては、各学校のルールをご確認ください。

〇「ラーケーションの日」を取得することで受けられない授業の内容は、家庭で自習をします。

〇学校によっては、行事などの教育活動のため、「ラーケーションの日を取得できない日（期間）」を設けることがあります。各学校のルールをご確認ください。

引用HP：愛知県　愛知発の新しい学び方「ラーケーションの日」ポータルサイト
愛知発の新しい学び方「ラーケーションの日」ポータルサイト – 愛知県 (pref.aichi.jp)　（2024年4月15日）

「ラーケーション」の導入については県立の学校以外は市町村単位で決定することになるため、名古屋市では導入を見合わせているそうです。
その理由を名古屋市教育委員会は、「児童生徒の学習保障をどうするかの課題や、取得できる子どもとできない子どもが混在する懸念があるため」としています。

引用HP：中日新聞Web　愛知の「ラーケーション」名古屋市除き導入　平日に学校休み家族で活動
愛知の「ラーケーション」名古屋市除き導入　平日に学校休み家族で活動：中日新聞Web (chunichi.co.jp)　（2024年4月15日）

保護者様が土日祝日に働いているご家庭でも、この制度を利用すれば平日の休暇時にお子様と気兼ねなく過ごすことができるようになると思います。
また、普段は有給休暇を取得しにくい職業の保護者様も「ラーケーションのため」とすれば休暇を取得しやすい、なんてこともあるのではないでしょうか。
まだ始まったばかりの制度ですが、課題を乗り越え多くのご家族に楽しい思い出が増えますように応援しています。

執筆者プロフィール

クロダ
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