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老後は年金だけで生活できるの⁈
2023.08.16
FPに聞いてみた
みなさん、こんにちは!
ジェイアイシーセントラルの米田です。
毎日のように猛暑・豪雨・台風など、次々と災害のニュースが飛び込んできますね。
せっかくのお盆休みの計画が台無し…という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
くれぐれも安全第一で日々お過ごしください。
さて、本日は老齢年金についてお話ししたいと思います。
年金を受け取り始めたタイミングで、『年金だけでは生活費が足りない!』と気付いても遅いですよね。
ですから、まずは実際に受け取れる年金見込額を確認し、老後に必要な1ヶ月あたりの生活費との乖離がどれくらいあるのか?をいま知っておくことが大切です。
老後の生活費ってどのくらい?
では、老後に必要な1ヶ月あたりの生活費はどのくらいなのでしょうか?
公益財団法人生命保険文化センターの『2022(令和4)年度 生活保障に関する調査《速報版》』では、夫婦2人が老後生活するうえでの最低日常生活費が平均月額23万2000円であると伝えています。
参考HP:https://www.jili.or.jp/files/press/PR_web.pdf
また、総務省の『家計調査年報(家計収支編)』によると、令和2年における65歳以上の夫婦のみの無職世帯では、消費支出が平均22万4390円となっています。
参考HP:https://www.stat.go.jp/data/kakei/2022np/pdf/summary.pdf
これらの2つの調査結果から、夫婦2人の老後生活費平均月額は、22~23万円程度であることがわかりますね。
年金ってどれくらいもらえるの?
次は、老齢年金がどれくらいもらえるのかをみていきましょう。
みなさんは、ご自身が将来受け取れる年金見込額はご存じですか?
年金見込額を確認する方法は、以下のようにいくつかあります。
○ねんきんネットによる試算
○ねんきんダイヤルによる申し込み
○電子申請による申し込み
○全国の年金事務所等での試算
詳しくは、以下の日本年金機構のホームページをご確認ください。
年金見込額試算|日本年金機構 (nenkin.go.jp)
厚生労働省の『厚生年金保険・国民年金事業の概況』によると、令和2年における国民年金の受給額の平均は5万6252円、厚生年金受給額の平均は14万6145円でした。
参考HP:https://www.mhlw.go.jp/content/001027360.pdf
状況によっては、年金のみでは老後資金が不足するおそれがあることがわかります。
その対策として、少しでも将来の年金額を増やす方法がありますのでご紹介いたします。
年金の受取タイミングを遅らせる
老齢年金は受給開始年齢を遅らせることで受取額を増やせます。
繰り下げた期間に応じて増額率が変わり、最大で84%の増額が可能です(75歳受取の場合)。
繰り下げ受給は、老齢基礎年金・老齢厚生年金をそれぞれ異なるタイミングで設定できます。当面の資金に余裕がある場合には、資産状況に応じて両方、あるいは一方の受給を遅らせるのも有効でしょう。
60歳以上も働く(厚生年金)
60歳以降も働き続け、厚生年金の加入期間を延ばせば、受け取れる年金を増やせます。
ただし年金を受け取りながら働く場合には、給与額によっては在職老齢年金の対象となり、老齢厚生年金が減額・停止されることがあります。
また、高年齢雇用継続給付による調整でも、老齢厚生年金の支給が減額・停止されることがあるので注意が必要です。
付加年金に加入する(国民年金)
付加年金とは、自営業等の国民年金第一号被保険者が任意で加入できる終身年金制度です。現在の定額保険料に毎月400円の付加保険料を上乗せすることで、『付加保険料の納付月数×200円』が加算された老齢基礎年金を生涯受け取れます。
ここまでは『公的年金』を増やす方法となりますが、その他にiDeCoや個人年金保険等に加入する方法などがあります。
老後資金にご不安のある方は、是非とも当社にご相談ください。
執筆者プロフィール
福祉営業部 ヨネダ ケイジ
趣味は、サーフィンと断食。
近いうちに年に一度の5日間ファスティング(断食)を実施する予定です。
ファスティングの効果などに興味のある方はご連絡ください。