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みなさまの「定年」はいつですか?
2022.11.23
人生100年時代
みなさま、こんにちは!
ジェイアイシーセントラル福祉営業部の吉田です。
人生100年時代。
60歳定年の時代から、現在では65歳あるいは70歳まで働く方が増えてきています。
事業主は、2025年4月から、65歳までの雇用確保が義務となるそうです。(厚労省HPより)
・65歳、70歳までバリバリ働きたい!
・定年まで働かず、早期退職したい!
様々な考え方があるかと思います。
そこで今回は、FIREについてご紹介いたします。
FIREとは
「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、
「経済的自立」と「早期リタイア」を意味する言葉です。
つまり、「資産運用による*不労所得を増やすことで、経済的に不自由しない状況を作り、
定年を待たずに早期リタイアを目指す生き方」です。
*不労所得とは、労働の対価として支払われる対価以外のお金のことで、株や投資信託などの金融資産からの配当金、不動産の家賃収入などを言います。
参考リンク:https://f-members.co.jp/media/unearnedincome/#i
FIREには、運用収入のみで生活する「フルFIRE」と、
運用収入に加えて働きながら収入を得ていく「サイドFIRE」があります。
フルFIREは、激しい節約と同時に貯蓄したお金をどんどん投資に回していかなければ、実現までにかなりの年数を要します。
FIRE達成には、「貯蓄率」が最も重要です。
貯蓄率とは、「収入のうち貯蓄に回す割合」を指し、「貯蓄額÷可処分所得(手取り収入)×100」で計算できます。
ここで言う「貯蓄」とは、貯金に限らず、株式や投資信託や債券に投資したり、貯蓄型の保険に加入したりするなど、保有する金融資産全体をカウントします。
参考までに貯蓄率とFIRE達成までの期間は下記の通りとなります。
・貯蓄率30%の人→約30年でFIRE達成
・貯蓄率50%の人→約17年でFIRE達成
・貯蓄率90%の人→約3年でFIRE達成
このFIRE達成までの期間は、ファンドに投資して年率5%のリターンが得られた場合です。
詳しくは下記リンクをご確認ください。
参考リンク: https://president.jp/articles/-/56795?page=2
サイドFIREのポイントは、
「働き方の選択肢を増やし、やりたい仕事を過大な負担なく取り組む」ことです。
フルFIREほど日々の過剰な節約をすることなく、勤労所得と不労所得を織り交ぜながら生活をしていきます。
また、FIRE達成のポイントとして、「4%ルール」という考え方もあります。
*4%ルールとは、投資資産の4%以内のお金で生活し続けるという考え方です。
ここでは詳細を述べませんが、気になる方は下記のリンクを参考にしてみてください。
https://www.bk.mufg.jp/column/events/secondlife/0001.html
以上、簡単にFIREについてご紹介いたしました。
これまで、定年(いわゆる60~70歳)まで働くのが当たり前と感じていた方も多いのではないでしょうか。
・今の仕事が楽しくて仕方なく、ずっと続けていたい
・今の仕事に特段不満はないが、他のこともやってみたい
・今の仕事が苦しく、早く退職して悠々自適に暮らしたい
様々な思いがある中で、この「FIRE」という考え方を知っておくことは非常に大切です。
定年まで働き、60歳以降(いわゆる老後)の人生を楽しむのも良し、早期リタイアして、30代、40代から残りの人生を楽しむのも良し。
これを機に、ご自身の「定年」を考えてみるのも良いのではないでしょうか。
参考文献:
・「年収300万円FIRE 貯金ゼロから7年でセミリタイアするお金の増やし方」 山口貴大 著
・「FIRE 最強の早期リタイア術」 クリスティー・シェン, ブライス・リャン 著
・「はじめてのFIRE」 頼藤太希、高山一恵 著
執筆者プロフィール
吉田 健
富山県南砺市出身。現在、愛知県名古屋市で一人暮らし。
納豆、ナッツが大好きで、毎日食べています。(健康に良い?みたいです)