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障がい者の働き方を考える~企業目線と障がい者目線の障がい者雇用~

2023.03.08

福祉・学校全般

こんにちは。
ジェイアイシーセントラルの永田です。

私からは『障がい者雇用』についてお話させていただきます。
今回は、企業から見た『障がい者雇用』と、障がいのある方やそのご家族から見た『障がい者雇用』の、2つの視点から見ていきます。

 

障がい者雇用とは

障がいのある方の特性に合わせた働き方ができるように、自治体や企業が中心となって障がいのある方を積極的に雇用する制度のことをいいます。
障害者雇用促進法によって定められており、障がいの有無にかかわらず誰もが地域で自立した生活を送ることができるような社会の実現を目指しています。

企業から見た障がい者雇用

企業に対して、厚生労働省は「従業員が一定数以上の規模の事業主は、従業員に占める身体障害者・知的障害者・精神障害者の割合を「法定雇用率」以上にする義務がある」と定めています。
令和3年3月1日より、民間企業の法定雇用率は2.3%とされており、従業員43.5人以上を雇用している事業主は、障がい者を1名以上雇用しなければなりません。
この条件を満たさない企業からは納付金を徴収しており、この納付金をもとに雇用義務数より多く障がい者を雇用する企業に対して調整金を支払ったり、障がい者を雇用するために必要な施設設備費等に助成したりしています(障害者雇用納付金制度)。

参考:厚生労働省『事業主の方へ』https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/jigyounushi/page10.html (2023年1月10日)

また、障がい者本人に対しては、職業訓練や職業紹介、職場適応援助等の職業リハビリテーションを実施し、それぞれの障がい特性に応じたきめ細かな支援がなされるよう配慮しています。
さらに、障がいを理由にした差別は禁止されており、企業は対応可能な範囲での合理的配慮の提供が義務付けられています。

参考:厚生労働省『障害者雇用対策』
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou/index.html (2023年1月10日)

 

障がいのある方やそのご家族から見た障がい者雇用

障がい者雇用で働く最大のメリットは、「障がいの特性に対する配慮を受けながら働くことができる」ことです。
障がいがあることがわかったうえで雇用されるため、職場の人から障がいの特性などについての理解を得やすく、体調や職場環境、仕事内容などについても配慮を受けながら安心して働くことができます。

障がい者雇用は、原則『障害者手帳』を所持している方が対象です。
この障害者手帳は、①身体障害者手帳 ②療育手帳(自治体によって名称が異なります) ③精神障害者保健福祉手帳 といった3種類のことをいいます。
障がい者雇用枠で就職を希望する場合は、3つのどれかを事前に取得しておく必要があります。
各手帳、申請窓口や発行に必要な書類等が異なりますので、ご注意ください。

参考:厚生労働省『事業主の方へ』https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/jigyounushi/page10.html (2023年1月10日)

また、障がいのある方は、主に障がい者雇用を含む以下の働き方があります。

①通常の雇用(一般枠・障がい者雇用枠での就職)

通常の雇用枠で就職する場合は、障がいがあることを会社側に知らせるか否かは本人が決めることができます。障がいのあることを会社に知らせて就職することを「オープン就労」(=障がい者雇用)、知らせないで就職することを「クローズ就労」と呼びます。 また、直属の上司など一部の人だけに障がいがあることを知らせて働く人もいます。

②福祉的就労(就労継続支援)

体調などの理由から一般企業で働くことが難しいものの、一般企業よりも手厚い支援や配慮があれば働くことができる人に、働く場所を提供する福祉サービス「就労継続支援」を利用して働くかたちです。 雇用契約を結んで働く「A型」と、結ばずに働く「B型」の2種類があります。

参考:LITALICO仕事ナビ
https://snabi.jp/article/228 (2023年1月10日)

人によって、どの雇用形態が適しているかが変わってきます。
障がいがあることを知られてもよいのか、働く際の支援や配慮の程度はどれくらいなのか等を考えながら自分に合った働き方を考えてみるとよいでしょう。

当社では、就労中に他人の物を壊してしまったり、ご自身がおケガをされるリスクに対して、保険でサポートいたします。何か不安なことがございましたら、お気軽にご連絡ください。

 

執筆者プロフィール

福祉営業部 永田帆香

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