ジェイアイシーセントラル株式会社

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私たちが“大切にしているもの”

2022.10.12

福祉・学校全般

みなさま、こんにちは。
ジェイアイシーセントラル福祉営業部の責任者をしております、佐藤と申します。

今回は、私たち福祉営業部が“大切にしているもの”についてご紹介したいと思います。

保険代理店という業種・会社は街中にたくさん存在していますが、障がいのある方向けの保険制度を扱う代理店はまだまだ多くはありません。当社の福祉営業部は創業以来、障がいのある方ご本人様やそのご家族様へ、特別支援学校や福祉事業所などの関係者のみなさまと一緒に保険を通じて寄り添ってまいりました。

私はこの仕事をして20数年が経ちますが、入社して間もないころ、今でも忘れられないこんな出来事がありましたのでご紹介させて頂きます。

ある日、障がい者向けの保険契約をお任せていただいているお母さまから、個人賠償に関する事故のご相談がありました。

相談内容は、障がいのあるお子様が施設へ通う途中にご近所の店舗で大型の窓ガラスを誤って破損してしまったとのことでした。さらに詳しくお話しをお聞きすると、数か月前にも同様な破損事故があり、店主がカンカンにご立腹でお母さまも相当お困りのご様子です。幸いお住まいが名古屋市内とご近所でしたので、事故対応の勉強もかねて契約者様のご自宅へ伺うことにしました。

お会いして先ず『お子様はお怪我など大丈夫ですか?』とお聞きすると大丈夫とのことで一安心。お家の中へ通されて改めて事故状況の確認と今後の対応についてじっくりご説明させていただいたところ、お母さまも安心されたご様子でした。ふとお部屋の隅に目を向けると、贈答用のお菓子の箱が山積みされていることに気が付きました。
尋ねてみると、

『いつもご近所にご迷惑をお掛けするので、いつでも直ぐにお詫びに行けるように…』

とのことでした。

私はこの時初めて、障がいのある方やご家族の日常とそのご苦労を目の当たりにしました。

そして

『私たちが支えなければいけない。』

と、それまで感じたことのない強い思いを抱いた出来事でした。

令和の今、地域共生社会の実現のため国が推し進める障害者総合支援法の基本理念には『日常生活・社会生活の支援が、共生社会を実現するため、社会参加の機会の確保及び地域社会における共生、社会的障壁の除去に資するよう…』とあり、当事者そしてご家族のみなさまは地域での自立した生活に不安を抱えながらも、今後一層の公助に期待をしています。また、これまでの関係者の懸命な努力により、ひと昔前に比べ地域や個人の障がいのある方々への理解が深まりました。しかし、実際に事故やトラブルなどの『障壁』が生じた場合、地域のみなさまが理解して受け入れてくれる保証がされているわけではなく、大変な局面では当事者による自助を求められている気がしてなりません。

参考:厚生労働省HP 地域社会における共生の実現に向けて 新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律について sougoushien-06.pdf (mhlw.go.jp)

あの出来事の当時、私たちの取り扱い制度は補償内容のシンプルな『心身障がい児・者のための総合補償制度』が主流でしたが、いまは『生活サポート総合補償制度』を自信もってご紹介させていただいております。

この制度は、当事者であるご本人様・ご家族様・福祉関係者のみなさまのご意見・ご要望をカタチにした制度です。個人賠償は最高3億円、本人の権利擁護のための弁護士費用等補償(一部のプラン)など、障がいのあるご本人様が安心して地域で生活していけるよう、よりよい制度を永続的に提供していくという重責を担いながらサポートさせていただいております。

当社はお陰様で35周年を迎えました。いつもお客様であるみなさまからのご相談、一つ一つのお話しやご意見など、日々勉強させていただく事ばかりです。

あの出来事と初心を忘れずに、この教えていただいた“大切にしているもの”を糧に、これからも大きな“あんしんを、より丁寧に”届けてまいります。

 

 

 

執筆者プロフィール

福祉営業部 さとう たつや

福祉関係者の皆様、いつも本当にありがとうございます。
自称写真家(95%は鉄道写真)
ここ数年はまっている事は、ゆるいCAMPと焚火です。

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